Lesson 4『Jump』VAN HALEN(ヴァン・ヘイレン)
get down (失望させる。意気消沈させる)
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皆さんは「悲しい曲」と言われて何を思い浮かべるだろうか?
逆に「ハッピーになる曲」はどうだろう?
年の初めのネットニュースで、英国生理心理学者ハリー・ウィッチェル博士が「聞いていると悲しくなる10曲」をあげ話題になった。
博士は悲しい曲を聴いたときの身体の反応を分析し、その結果をもとに悲しくなるトラック・トップ10を紹介。
人は悲しいメロディを聴くと心拍数が下がり、ため息を多く吐くという。
逆にアップテンポな曲を聴いたときは、楽しい思いに浸り、呼吸も激しくなるらしい。
10の「悲しくなる曲」、曲名を眺めていると、なんだかとても恥ずかしくなってしまった。
だいたい「悲しくなる曲」なんてリストアップするものではないと思う。
個人的に同意できるかどうかは別にしても、それぞれは「悲しくなる」名曲なのだろうし、博士のリストも地道な研究の成果で、この結果をもって大いに何かの役に立つのだろう。
けれど、それでも「悲しくなる曲」と言ってしまうと、「悲しい」の意味がなにやら軽くなってしまい、どこかこっけいでさえあると思うのは私だけだろうか?
人が「悲しくなる曲」を必要とするのは事実。
けれど、人のその時々の悲しみを癒す心のひだにあった曲は、「悲しくなる曲」といったものとは次元の違うところに存在して欲しいと思う。
それに「悲しくなりたいとき」というのは自分をこっそり慰めたいときで、モノのわかった大人はそんな自分を隠したいものであろう。
同じように「本当の心の動きを隠したい」システムが働いて、人は、ラブストーリーに笑いを求めコメディに悲哀を見ることで、あからさまな欲求や、善意を求める気持ちをようやく満足させているのだから。
逆に「ハッピーな曲」、「元気になる曲」は、その名前の下にリストがあげられてもいいと思う。
元気印の旗の下では、照れ隠しの必要はないから。それに、個人的に、ハッピーになる曲で疲れや悲しみを吹っ飛ばし、前に進もうとする気持ちを膨らませようというメンタリティに、大いに共感を覚えてしまうから。
そこで、自分はどんな曲で元気になれるのかを探してみた。あれやこれやとラックを見渡したり、CDショップをうろうろしたりしたが、多くの候補の中で今回は、「今年2007年にロックの殿堂入りを果たすアーティスト」にもなったヴァン・ヘイレン(VAN HALEN)のJumpを選んだ。
そうそう!これよ、これ「Jump」
デイヴ・リー・ロスがフロントマンだった頃の荒削りのヴァン・ヘイレンが、懐かしい躍動感をもって、気持ちを持ち上げてくれる。
天才ギタリストエドワード・ヴァン・ヘイレン率いるアメリカンハードロックバンドのポップな1曲。ギターの名手はシンセサイザーを使わせてもやっぱり天才。
イントロを聞くだけで高まる高揚感とデイブの力強いボーカルで、理屈ぬきで明るくなれる。
今回の一言はそのJumpの最初のフレーズから。
I get up, and nothin’ gets me down
(起き上がるよ、怖いものは何もないんだ)
使うときはこんなふう。
You failed the exam? Oh don’t let it get you down. You can take a makeup exam.
(試験に失敗したって? 気にするなよ。 追試があるじゃないか)
だけど「ロックの殿堂」って少し矛盾してないのかな。既成概念や体制、権威に対する反抗や怒りがロックだったはずだけど、「殿堂」って権威そのものだもの。
まあ、ロックもそれだけ歴史が積み上げられたと言うことでしょう。
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